50 以上もの軍勢が、ふたたび戦場で激突しあった第2回グランドトーナメントでは、 12 人の猛将たちが、決勝戦へとコマを進めた。オールドワールドを縦横にかけめぐった彼らに、長旅の疲れはあれども、彼らの自信と兵たちへの信頼にゆるぎはない。 これだけの流血を見て、まず名乗りを上げたのは2つの渾沌兵団。いずれも、血の神が玉座にさらなる骸をささげようと決起した。他方、強大なるオークの軍勢も、チョッパを振り上げて行軍をはじめる。地面を埋め尽くすばかりに進軍したのは、廃鉱から突如として現れた2つのスケイブン氏族だ。
戦場にある森の奥では、死臭をただよわせながら徘徊する人影がうごめいていた。戦場を埋め尽くすゾンビの群れと向かいあったのは、土煙にけぶるチャリオット乗りたちだ。土煙が晴れたとき、そこに居並ぶのは、不死なる戦士が駆る古代の戦車部隊であった。
遠くラストリアの大地からは、いにしえの凶獣をともなう孤高の兵団も到着し、進軍ラッパが吹き鳴らされるなか、あでやかなブレトニア騎士たちも出陣した。むろん、父祖の誇りを刃に、恨みを鎧とした不屈なるドワーフたちもいる。
空が一転にわかにかきくもり、鋭い雷撃が大地を引き裂いたのを合図に、壮絶なる合戦の火ぶたは切っておろされた。ときの声やうなり声、甲高い叫びがそこら中から巻き起こる。おびただしい血が大地をおおい、骨の砕ける音がこだまする中、戦いは激しさを増していった。
ドワーフの前線を壮烈に打ち破った 11 台もの チャリオットは、ドワーフたちの無惨な死体を残して進む。その後チャリオット乗りたちが目にしたのは、まるでウロコの壁のごとくたちはだかる、クロキシゴールの大部隊であった。
空には矢の雨がとびかい、フェナテイックの飛び回る姿がそこここで見える。ひづめの音をとどろかせて突撃する騎士たちは、大地を揺らさんばかりであった。そして、魔力の風はいま、嵐と呼ばんばかりにあたりを吹き荒れているのだ。
数時間後。戦場には驚くべき静けさがただよっていた。たった数時間前までの喧噪はどこにもない。汚れ、破れた軍旗が地面につきささり、風をはらんではためいている。合戦は終わった。戦士たちの夢と命を道連れにして。
オークの軍勢は、最盛期の勢力からみてもはや半分しか残っていなかった。だがこれも、族長の敵たちがたどった運命よりはるかに幸運なものであったといえる。スケイブンたちは、暗き山すそへと一斉に退却をはじめていた。彼らの目的はほぼ達成されている。それに氏族は、この年を飢えることなく越せることができそうだ…食いぶちがこれだけ減ったのだから。
この合戦で勝利の美酒に酔ったのは、ウッドエルフと森の精霊たちである。この秋は、いや、秋だけでなく冬も、森は静けさの中に時を積み重ねるであろう。彼らの敵は今日、その多くが死んだ。生きている者たちですら、今日の痛手から立ち直り、兵を集めるまでに相当の時間を要するはずだ。
ウォーハンマー・グランドトーナメント2006 ・夏
今回勝利を飾ったのは下記の趣味人たちだ。
金賞 樋村 茂樹 氏 (ウッドエルフ)
彼のすばらしい用兵術があってこそ、エルフたちは勝利の栄冠を勝ち取った! 銀賞 田代 文宏 氏 (スケイブン)
毒も陰謀も使わずに、彼は敵を圧倒するに足る賢将であった!
銅賞 高瀬 晶久 氏 ( オーク&ゴブリン )
おそらく彼は、すでに次なる戦いを求めているはずだ。より強く、より大きくなった軍勢とともに。 |
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ベストスポーツマン 大塚 哲也 氏 ( ケイオス/コーン ) コーン神の“統べるもの”は、ケイオススポーンとなる悲劇の宿命を逃れた! ベストアーミー 油谷 聡 氏 (ブレトニア)
あでやかなる彼の騎士は、その武勇においても誉れ高かった! |
ウェイウォッチャーとして決勝戦を支えてくれた遠藤氏には、ここでスペシャルサンクスを贈りたい。彼独特のユーモアは、難しい局面での裁定も、いいムードのきっかけとしてくれた。
そしてもちろん、今回のグランドトーナメントに参加してくれたすべての人々に、心からの感謝を伝えさせてくれ。6版最後のグランドトーナメントとなった今回も、沢山のフェアプレイとナイスな趣味人魂を見せてもらった。僕は本当に嬉しかったよ。
次回のウォーハンマー・グランドトーナメントは、7版を迎えての最初のトーナメントになる。さあ、ペイントだ。アーミー増強を今から進めていこう。君が思っているよりも、第3回の開催告知は早いと思うから。
それでは、すべてのみんなに「ありがとう!」
ステファン ラングロア
追伸:
ウォーハンマー 40,000のグランドトーナメントも企画中だ。楽しみにしていてくれよな! |